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なぜ足が攣(つ)るのか?
足がつる原因は、様々なものがあり、ネット上でもたくさんの情報がりますが、当ブログは「わかりやすさ」を信条としております。ほとんどのケースが「筋肉の過剰収縮」か「電解質異常」によるものと考えていいと思うので今回のブログではこの2つをメインに扱います。(一部病気が隠れているケースがある)
「筋肉の過剰収縮による足のつり」
これは、当たり前っちゃー当たり前なんですが筋肉を過剰に収縮させて何秒か経つとつるんですよ。
例えばですよ?
- 膝を伸ばして座る
- 足首を底屈(かかとを引いて指先を前に出す)
- 足指を思いっきり曲げる
- その形をキープ、5秒頑張る
↓のような形
ほらっ!足裏つったでしょ?(笑)
これは、人為的に足がつるように仕向けたわけですが、こんな使い方すれば当然足はつりますよ。これは、「筋紡錘と腱紡錘」の働きが関係しているのですが難しいことは一旦置いておきましょう。
問題は、普通に寝ているとき(夜間の足つり)や走っている(スポーツしている)とき、もしくは日常生活でつってしまう人。
よく、加齢により、筋肉が減少して血流が悪くなってうんぬんかんぬん。。。みたいなのを見かけますが、
筋肉量が少ないと足がつる・・・・・・!!?
どうなんでしょう?
足がつる理由と筋肉量が関係ない理由その1
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赤ちゃんどうすんの!?( ゚Д゚)オギャー
どんなヨボヨボだったとしても、赤ちゃんより筋肉量多いでしょー。
この理論は「膝が痛いのは筋肉少ないからだ!で片付けられる説」と同じであると考えます。。。ザンネンー
赤ちゃんが泣いているのは、実は足がつっていたからだ!
・・・なんてオチはないですよね^^;
足がつる理由と筋肉量が関係ない理由その2
筆者のクライアントに筋肉バキバキのプロアスリート達がいますが、会った当初は「プレイ中に足がつるのが悩みっす。。。この前は寝ててつったっす。。」とか結構な数の選手が言ってましたw年齢ほぼ20代ですよ。奴らの筋肉量は、私ら凡人の倍はありまっせ。
このアスリートの場合は、練習後、試合後のケア仕方に問題がありました。
あと、食ってるものが悪い(笑)これはこのあとの「電解質異常」に関わります。
足がつる理由と筋肉量が関係ない理由その3
では、運動習慣のない一般人はどうでしょうか?
ガリッガリの「筋トレ?なにそれ?」って感じの女性が全く足がつる経験をしたことがないかと思えば、かなりふくよかな女性が足がつることを悩みにあげられたりします。もちろん、もちろんその反対のケースもありますが、明らかに筋肉量が少ない人が足をつりやすいということはありません。
ということで、パーソナルトレーナーとして10年以上現場でみてきた私が、クライアントに行ってきたアンケートと照らし合わせても、足がつる理由と筋肉量の相関関係はどこを切り取っても見当たらないのです。
足がつる理由の一つは筋肉のコンディションが悪いから
じゃあ、なんでだ!
となりますが、冒頭にあるように「筋肉の過剰収縮」によるものです。要するに、足がつりやすい人は筋肉のコンディションが悪いのです。
もっといえば「本質は筋肉の量ではなく質」だということです。
筋肉の質(コンディション)が悪くなるのは
「筋肉の使い過ぎか、使わなさすぎ」
簡単に言うと、アスリートの場合は前者、一般的な人は後者。
これにより、筋肉のコンディションが悪くなる。どちらも筋肉は硬くなる。そして、血流も悪くなる。
それをケアせずに生活しているとある日突然
足つった~~~~っ!!( ノД`)シクシク…
てなるんだけど、原因は何日も前からあったのよ。ってことです。
私もトレーナーなので、筋トレが悪いなんてことは言うつもりはありませんが問題の理由を考えず、やみくもに努力することは避けたい方なので、このようにまとめさせていただきました。
足をつらないために、ケアをするなら「足がつる人へ|対策と予防」を参照ください。
「電解質異常による足のつり」
足がつる理由、次は電解質異常です。簡単に言えば、体内の栄養状態の問題ですね。これは個人的にかなり重要です。
電解質とは?
人の身体は60%~65%の水分が占めています。水分(体液)には「電解質(イオン)」が含まれています。電解質(イオン)とは、水に溶けると電気を通す物質(ミネラル)のことです。
電解質(イオン)は、細胞の浸透圧を調節したり、筋肉細胞や神経細胞の働きに関わるなど、身体にとって重要な役割を果たしています。電解質(イオン)は少なすぎても多すぎても細胞や臓器の機能が低下し、命にかかわることもあります。
身体は常にイオンバランスを保つことで成り立っていると言えます。
電解質は主に、カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウムなどがあり、これらは「ミネラル」に属します。
電解質の働き
カルシウム | 筋肉の収縮、神経伝達、骨や歯を作る、血液を固めるなど |
マグネシウム | カルシウム量の調整、筋肉の収縮、骨や歯を作る、酵素の活性など |
ナトリウム | 身体水分量、浸透圧の調整、筋肉の収縮、神経伝達など |
カリウム | 筋肉の収縮、神経伝達、心臓の収縮など |
難しいことはさておき、4つとも筋肉の収縮に関わっていますね。
要するに、電解質のバランスが崩れても筋肉が過剰収縮すると言えます。
なぜ電解質(イオン)のバランスが崩れるか?
①嘔吐、下痢
②大量の汗をかいた場合(運動だけではなく、睡眠中の寝汗など)
③食事やサプリで摂取するミネラルが少ない、もしくはバランスが悪い
④薬剤の副作用
これらが主な原因になるようです。
ここで、ピックアップしたいのが
☆大量の汗をかいた場合
運動やサウナ、ホットヨガなどで大量の汗をかいた際に、いい汗かいたぜ~って
デトックス女子を満喫気分になっていたとしたら要注意!
汗をかくということは、必要なミネラルも排出されます。
その後に、なんとなく水を飲んだり、アルコールなんて飲んだら間違いなく電解質のバランスは崩れます。
あちし、アルコールとか飲まないし!
って人も要注意。コーヒー、紅茶、緑茶、ウーロン茶、「カフェイン」がっているものは更に水分が排出されます。
さらに、ミネラルウォーターも日本人は「軟水」の文化なので、ミネラルウォーターのミネラル含有率が低い。
どこまで、気にするか?はさじ加減になってきますがこれらにより、知らない間にミネラル不足になっていることに気をつけましょう。
☆食べているものやサプリで摂取するミネラルが少ない、もしくはバランスが悪い。
ここ大事!
農林水産省のデータから
・お米の摂取量がかなり減少 ↓↓
・イモ類は減少↓
・牛乳、乳製品がかなり増大! ↑↑
・小麦は増量 ↑
・動物性のたんぱく質が増大 ↑↑
今回のテーマは電解質(ミネラル)なので、この食傾向がどのように働くか考えてみましょう。
・お米の摂取が減少している件
これは気を付けないといけないのが、お米の摂取の減少プラス時代的に
玄米→白米に移行しているということ。
それにより、お米から摂れるミネラルも大幅減です。
・乳製品の摂取が増大している件
牛乳は身体に悪いかいいのか?
昔は、牛乳はカルシウムが豊富だから骨を強くるとか言われて無理やりでも飲まされていたけど、今はそんなこともなくなりましたよね。いまだに言ってる昭和知識の医療関係者も見受けられますが。。
「牛乳、乳製品のいいところ!」
- たんぱく源として優秀(プロテインスコア100)
- 微量ミネラル(鉄や銅)も含まれている
- 美肌成分でもあるトランスフェリン含有
- デトックスを促してくれるグルタチオンも含有
「牛乳、乳製品の問題点?」
- ホルモン剤の添加は大丈夫?
- カルシウムに対してマグネシウムの割合いが低い
- 日本人は乳糖アレルギー持ちが多い
電解質のバランスという視点で考えたときに見過ごせないのが牛乳はカルシウムのバランスが悪い(11対1)ということ。
文部科学省出典の表を見ていただければわかりますが、
カルシウム227mgに対しマグネシウムは21mgと
Ca⑪ 対 Mg① と大差がつく。
毎日牛乳飲んで、マグネシウムを他の食事でフォローできなかったら電解質異常・・・起きてもおかしくないよね。
足つり対策の肝はカルマグバランス。
そう。何が言いたかったって足がつる理由で一番に疑いたいのが「カルシウムとマグネシウムのバランス」です。
あなたが、昔ながらの和食中心の食生活ならマグネシウムが豊富で逆にカルシウムが枯渇しやすくなりますが、現代人は圧倒的なマグネシウム不足に陥っています。
ではどのようにすればいいのか?
具体的にはこちらをご覧ください(^^)↓
足がつる理由 まとめ
いかがでしたか?
1.筋肉の過剰収縮に関しては、筋肉のコンディションを整えるために適度に体を動かす。
2.電解質異常は、特にマグネシウムの枯渇を疑う。
この2点に絞るだけでもかなりの確率で改善されていくはずです。
足つりを速攻で改善させる、もしくは予防するのに有効なのはマグネシウムを補給すること。なかでも、塩化マグネシウムのローションは胃腸の弱いシニアでも使用できる。
個人的は、こちらのローションが塩化マグネシウムのなかでは塗り心地が良くお勧め。
https://sora-mineral.jp/
なんか、凝ったプロモーションビデオも発見w